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JSTQB_FLシラバス_6章:テスト支援ツール

2018/06/07
ということでシラバス読むつづきです。

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シラバス学習時間の割合

今回は6章「テスト支援ツール」を読みます。

6章:テスト支援ツール

  1. テストツールの種類
  2. ツールの効果的な使い方:利点とリスク
  3. 組織へのツールの導入

3つの節があり、端から読んではみたものの頭に入ってくる感じがしませんでした。おそらく出てくる単語が難しいせいだと思ったので、
"ツール"を包丁とか鍋とか、料理する場合に置き換えてイメージしつつ読んだら少しつかめた気がしました。 (業務での具体例を思い浮かべられたらよいのですが、経験も知識もないのでイメージできませんでした。。)
そのイメージでつかんだ雰囲気のまま書いていることをご了承ください。

ツールの導入

  • ツールを導入する際の基本原則がある。
     テスト対象に対して効果的なツールなのか、ツールを使う上で組織はどんな教育や訓練が要るか、費用対効果はどのくらいか、などを気にしたほうがよい。

  • パイロットプロジェクト
     選んだツールを使うのは簡単な(限定された)プロジェクトから。

  • ツールの展開を成功させるには
     利用ガイドを定める、ツールを使えるプロセスにする、ツールの利用状況や効果をモニタリングする、新規ユーザーに対してトレーニングする、徐々に展開する、などなど

ツールのよさ/リスク

よさ

  • 反復作業が減る
  • 同じことを何回も簡単にできる
  • 客観的に評価できる
  • 統計を取ったりインシデント率の算出が簡単になる

リスク

  • ツールがあるだけで神だと思いこんでしまう
  • ツール自体が使えなくなる可能性がある
  • 予想外の出来事が起こる などなど

このツールはとくに注意

  • テスト実行ツール:大量の工数や、専門知識が要りがち
  • 静的解析ツール:大量の警告メッセージが出るかもしれないので段階的に導入するといい
  • テストマネジメントツール:組織が必要とするフォーマットに合わせないといけない

ツールの種類

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テストの活動による分類

ひとつの活動に対してしか支援しないツールもあれば、複数の活動を支援するツールもある。
テストの実際の出力に影響を及ぼすものもあり、(実行タイミングが実際と異なるとか)その結果をプロープ効果という。

テストツールってどんなもの?

  • テストに直接利用されるツール
  • テストプロセスのマネジメントを支援するツール
  • 調査や探索のためのツール
  • テストを支援するあらゆるツール(表計算ソフトウェア など)

ツールの目的は?(なんでつかうの?)

  • テストの活動の効率を改善するため:反復作業の自動化、テストレポートの支援など
  • 手動でやると大きなリソースを要する活動を自動化するため
  • 手動では実行できない活動を自動化するため
  • テストの信頼性を上げるため:大量のデータ比較や動作のシュミレーション

ひとこと

テストを支援するあらゆるツールはテストツール!
わたしが業務でいちばんつかっているのはスプレッドシートですかね〜〜
テストやテスト結果の管理とか、テストケースを考えるときにつかったりとか。 次回は2章の ソフトウェアライフサイクルを通じてのテスト になる予定です。