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テストマスターへの道 第1回:テスターの適性

社内Qiitaに投稿したりした記事をあつめてきています。
ちょっと直しながら再投稿しています。


2016/05/13
テストマスターへの道 第1回:テスターの適性
テストマスターになりたいとののが勉強した記録です。

今回のテーマ:テスターの適性について

  • まずは
  • くわしく
  • まとめ
  • 出典、参考

まずは

診断チャートをつくってみたので、やってみてください!

くわしく

ソフトウェアテスト実践ガイド』によると、

テスターの素質については、

その1:体力に自信があること

テストは長丁場になることが多く、時間がかかり、単純な作業も多いため。

その2:忍耐強いこと

同じ理由で、メンタルの体力(忍耐)も必要

その3:素直だが、ひねくれてもいること

事実は事実として客観的に素直に受け入れた上で、その事実が真実なのかどうかをきっちり見極める目をもつこと。
不具合がみつかったとき、その背景を含めどういった現象なのかを観察し、特性を把握しなければならない。
その上でそれが表出している現象だけなのか、ほかに影響がないかなど、いろんな角度から検証できるかどうか。「鼻が利くかどうか」これには経験が必要。

その4:好奇心旺盛なこと

不具合の臭いに敏感な鼻をもつために、経験を積むためにも必要。
「どうなっているの?」「こうすれば、どうなるのだろう?」「分からないといらいらする。くやしい!」ただしほどほどに。熱中し過ぎると効率がよくない。


だそうです。

次に適性については、

  • 細かいところまで目配りができる
  • ダメなものはダメとはっきり言える
  • 時として大胆
  • 複数の角度で物事をとらえられる
  • 横同士のコミュニケーションが上手

といったことが挙げられるようです。
テストエンジニアの国内の男女構成比は男性が多く、IT産業全体とかわらず、ほぼ3:1。
国外の、テストエンジニアという職種が確率している米国ではほぼイーブン、もしくは女性が多いそうですよ!

『基本から学ぶソフトウェアテスト』による優秀なテスト要員のもつ素質や能力

  • 誠実さ、そして品質に対する責任感
  • 理論よりも経験をもとに根拠を見つける能力
  • 教育(高いほどよいそうです)
  • プログラミングの経験
  • コンピュータやソフトウェアの豊富な利用経験
  • 組合せ論についての知識
  • 優れたコミュニケーション能力や高い文章能力

『基本から学ぶテストプロセス管理』による良いテスト技術者の条件

  • プロフェッショナルな悲観主義
  • バランスの取れた好奇心
  • 熱中型の人はダメ
  • 見当違いの野心を持っている人はダメ
  • 怠け者はダメ:ある程度怠け者でないと効率のよいテスト実装、実行をしようとしないのでほどほどに
  • 臆病者はダメ:ある程度臆病でないと入念なテスト設計や実行にはつながらない

まとめ

テスターの適性を知ることで、テスターとして必要なことがわかってきました。 わたしは熱中しすぎてしまうことがあるので、ほどほどに、客観的に、というところも身につけていきたいなと思います。 知識もあればあるほどよいようなので、まずはこの本を読破するところからはじめていきます!

出典・参考

『ステップアップのためのソフトウェアテスト実践ガイド』 p.135〜 第3章 テストマスターになろう 大西健児/日経BP